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NIKKORオールドレンズ試し撮り@帝釈天

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7月に蘇らせたNIKKORオールドレンズ。50mm 1:1.4で非AI。ニコンFマウントではあるものの、最近のニコンデジイチには装着することすらできません。 ようやく試し撮りの機会に恵まれ、葛飾柴又の帝釈天で撮ってきました。11月三連休最終日は結構な人出でした。 カメラはFUJIFILMのX-E2、レンズアダプターは中一光学 (ZHONG YI OPTICS)のLENS TURBO IIです。35mmフルサイズ用のレンズをAPS-Cサイズのカメラに取り付けたときに、APS-Cの画角に合わせてくれる縮小光学系を内蔵したスグレモノです。 写真はどれも人物の顔にモザイク処理を施し、サイズを横2400ピクセルに縮小し、EXIFデータと透かしを入れた他は、トリムなし、レタッチもしていません。 露出は絞り込み測光になるので、絞り優先オート。絞りは5.6か8です。フォーカスはもちろんマニュアル。X-E2のデジタルスプリットイメージがなんとも楽しい。絞り開放にしてピントを合わせ、絞り込んでからレリーズ。一連のお作法が古き良き時代のフィルムカメラと同じ。のんびりお散歩しながらじっくり撮るのに最適な組み合わせです。 このレンズの発売は1962年。50年以上昔のレンズの写りに驚きました。やるな、オールドニッコール。 一つ書き忘れました。FUJIFILMのカメラの外せない魅力にフィルムシミュレーションがあります。長年同社に蓄積されたフィルム写真の膨大なデータをもとにしたものだといいます。懐かしのPROVIAやVELVIAの色がデジタルで再現されるというありがたさ。 おまけに、ブラケッティング撮影の一つにフィルムシミュレーションブラケッティングというのがあって、好みのフィルムを3種類設定しておくと、一度のレリーズで3種類のフィルムで撮った写真が記録されます。お気に入りは、PROVIA、VELVIA、クラシッククロームの3種類。以下の写真は全てVELVIAモードのものです。 お土産はもちろん草だんごです。 今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お

初秋の北海道 その6(おしまい)-生コンポイント-

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帰りはフライトまでに十分時間があったので、千歳の撮影名所「生コンポイント」に寄りました。 慣熟飛行中のJALのAirbus A350が離陸していきます。羽田-千歳就航は10月からです。 ウイングレットの形が独特ですね。 J-AIRのエンブラエルERJ-170。樽前をバックにぐんぐん上がっていきました。 北海道日本ハムファイターズとのコラボレーション塗装のスカイマークのB737。 寸詰まりのB737が降りてきました。ANAウイングスが運行しているB737-500です。もうすぐ退役。この日(9/28)は福岡空港で退役記念イベントが開かれていました。 今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。  にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

初秋の北海道 その5-廃鉱と芸術-

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アルテピアッツァ美唄の学芸員さんが、炭鉱跡の公園にも作品が展示されたんですよ、とおっしゃるので、さらに山の方へ10分ほど走って行ってみました。 炭鉱メモリアル森林公園。旧三菱美唄炭鉱で使用されていた施設が一部残されていて、経済産業省の近代化産業遺産に指定されています。 最初に見えてくるのはふたつ並んだ赤い櫓。これは、竪坑巻揚櫓というもので、地下深く掘られた竪穴を通して鉱員や資材、石炭を運搬するのに用いられたのだとか。 近くに寄って見るとなかなかの迫力です。 ふたつの櫓の間に「妙夢」が置かれています。 反対側を見るとこんな感じ。 櫓のそばにはコンクリート造りの建物があります。櫓の電源を管理していた開閉室。設備が取り外された室内に「意心帰(いしんき)」が置かれています。窓ガラス越しに撮ったら青空と木々が写り込んで不思議な画面になりました。 山肌に張り付くように建っている大きな建物は採掘した石炭を入れておく原炭ポケット。その前に「吹雪(ふぶき)」が置かれています。なんだか昔を懐かしんで見上げているように見えます。 妙夢の穴から巻揚櫓を見てみました。賑わいを見せていたのは半世紀以上の昔。兵どもが夢の跡。 今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。  にほんブログ村 にほんブログ村

初秋の北海道 その4-彫刻家の故郷-

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安田侃。 イタリアを拠点に世界で活躍する彫刻家。侃は「かん」と呼びます。故郷である美唄市に彼の作品を展示した野外美術館があります。アルテピアッツァ美唄。 道央自動車道の美唄ICから数分のところにあるので、北海道に行ったときに時間があると必ず立ち寄ります。 安田侃という名は知らずとも、札幌駅コンコース、東京ミッドタウン、東京国際フォーラムなどにある柔らかな曲線のオブジェを見たことがある人は多いのではないでしょうか。 最も有名な作品はおそらくこれ。「妙夢」といいます。 くつろぎの場所として最高なのです。   家族連れにも人気。おばあちゃんを追いかけるおちびちゃん。 北海道は秋もう間近。 作品がここにも。 そしてここにも。 白いせせらぎも丸い池もみな作品。そして作品は野外に展示されているだけでなく、廃校になった小学校校舎の中にも展示されています。 体育館の中にも。 教室にも。 そして廊下にも。 それにしても、古い校舎がめちゃ懐かしい。自分の小学校時代はまさにこんな学校でした。 この校舎、小学校としては1981(昭和56)年に閉校しましたが、なんと幼稚園として今でも使われているのです。でも残念ながら少子化のため、2020年3月で幼稚園は閉園になるのだそうです。 ところで、美唄といえばかつて炭鉱で栄えた町。廃坑となった炭鉱設備の周りが公園として整備されているのですが、アルテピアッツァ美唄の学芸員さんいわく、そこにも作品が展示されているとのこと。時間はまだ大丈夫。これは行ってみなければ。 今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。  にほんブログ村 にほんブログ村

初秋の北海道 その3-にわか撮り鉄-

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札沼線。 札幌から旭川へ向かう鉄道路線といえば函館本線ですが、その西側で、函館本線に並ぶように札幌と新十津川を結んでいるローカル線が札沼線です。当初は札幌と雨竜郡沼田町の石狩沼田駅を結ぶ路線だったので札沼線。1972年(昭和47年)に新十津川から先が廃線となって今に至っています。 札幌に近い駅には複数の大学などの教育機関や、北欧風の瀟洒な住宅が立ち並ぶエリアがあり、学園都市線という愛称で電化もされています。でも、北海道医療大学駅から先は、急に乗降客が減る閑散区間で、2020年5月7日付で廃線になってしまいます。 道すがら、廃線予定区間を撮ったのでいくつか並べてみます。 朝もやの中に伸びる鉄路。汽笛を鳴らしながら蒸気機関車がやってきそうです。 錆びついた貨車が置かれています。これでれっきとした駅舎。石狩金沢駅です。中は椅子がいくつか並んでいるだけで券売機はありません。もちろん改札もなし。散歩しているおじさんがいらっしゃいました。 駅の近くには廃業してしまったガソリンスタンドが。 貨車を利用した駅舎があると思えば、こんな駅舎もあります。月が丘駅。おしゃれなログハウス。 列車がやってきました。といっても1両のディーゼルカー。 乗降客もなく森の中へ走り去っていきました。 線路の片端には野菊。 知来乙駅。向こうに見える小屋が駅舎です。 プランターの花が彩りを添えていました。 ここは、浦臼駅。また列車がやってきた、と思ったら、さきほど月が丘駅で出会ったやつでした。乗客がいる、と思ったらカメラを下げているのでおそらく私と同類。 線路脇の住宅の横を通り過ぎて新十津川へ向かっていきました。 運行最終日はマニアがたくさん集まるんでしょうね。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。  にほんブログ村 にほんブログ村