初秋の北海道 その5-廃鉱と芸術-

アルテピアッツァ美唄の学芸員さんが、炭鉱跡の公園にも作品が展示されたんですよ、とおっしゃるので、さらに山の方へ10分ほど走って行ってみました。

炭鉱メモリアル森林公園。旧三菱美唄炭鉱で使用されていた施設が一部残されていて、経済産業省の近代化産業遺産に指定されています。

最初に見えてくるのはふたつ並んだ赤い櫓。これは、竪坑巻揚櫓というもので、地下深く掘られた竪穴を通して鉱員や資材、石炭を運搬するのに用いられたのだとか。

近くに寄って見るとなかなかの迫力です。

ふたつの櫓の間に「妙夢」が置かれています。

反対側を見るとこんな感じ。

櫓のそばにはコンクリート造りの建物があります。櫓の電源を管理していた開閉室。設備が取り外された室内に「意心帰(いしんき)」が置かれています。窓ガラス越しに撮ったら青空と木々が写り込んで不思議な画面になりました。

山肌に張り付くように建っている大きな建物は採掘した石炭を入れておく原炭ポケット。その前に「吹雪(ふぶき)」が置かれています。なんだか昔を懐かしんで見上げているように見えます。

妙夢の穴から巻揚櫓を見てみました。賑わいを見せていたのは半世紀以上の昔。兵どもが夢の跡。

今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。

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