初秋の北海道 その1 -小樽- - October 12, 2019 先だって、用事があって北海道へ行ってきました。 空いた時間と移動中に撮った写真を並べます。まず、小樽から。 小樽市街を西に少し走ると小高い山になります。日本海に陽が沈むところを撮りたかったのですが、日没が見えそうな場所へ車で近づくことができません。やむなく途中にあった展望台から。 まずは超広角で日本海。 少し引いてみます。あの岩はなんだろう。 更に引きます。200mm。 再び超広角で右に振ってみます。もう少ししたらおそらく一面真っ白になるんだろうなぁ。 更に右に振ると灯台と建物が見えてきます。灯台は日和山灯台。北海道で2番めに点灯された灯台だそうです。あそこ行ってみよう。 余談ですが、遠くに見える陸地は石狩湾沿いに広がる石狩市です。 建物は小樽市鰊御殿でした。北海道有形文化財鰊漁場建築です。もとは西積丹にあったのを移築したんだそうな。灯台は修復中で、登り口が見つからなかったので行くことができません。 どんな人達が暮らしていたんでしょうね。 今日も最後まで駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。 にほんブログ村 Read more
メカの塊 - August 15, 2020 妖しげに光る歯車。ぎっしりと詰まった部品。 裏から見ても歯車やバネ、そして幾多のリンク。これは一体何でしょう。 正解はこちら。カメラがお好きな方ならおわかりのことと思います。そう、縦走りのフォーカルプレーンシャッターです。名称は「コパルスクエア」。コパルがカメラメーカーに供給し始めた1960年当時の名称は「コパルスケヤ」。 これは初期のフルメカ仕様のものです。バルブ(B)、1秒から1/1,000秒まで全速メカ制御です。前回ニコイチで修復したNikomat FTnの残骸のひとつ。こういうメカの塊になぜかシビレます。 コパルのオリジナルだとずっと思っていたのですが、調べてみたら基本原理の発明者は別にいました。茶谷薫寿(ちゃたにくんじゅ)という方です。フィルム自動現像機などを製造販売していたエフシー製作所の創業者。文系のご出身にもかかわらず無類のメカ好きで、正規教育を受けた技術者では発想できないシャッターを生み出したのだとか。 数々の特許を取得した後、量産をコパルに委託したのだそうです。後にコパルが独自に実用新案を取得して茶谷に特許料を支払わなくなり、10年もの長きに渡って法廷で争い、最後は小メーカーの体力負け。エフシー製作所の方は、その後超高速自動現像機などで業績を伸ばしたようですが、リーマンショックのあおりで2010年に自己破産してしまったようです。 半世紀以上昔に作られたメカシャッターは私の机上の置物に加わりました。 『にほんブログ村』のランキングに参加しています。よろしかったら一票お願いいたします。 にほんブログ村 にほんブログ村 Read more
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